「両親や家族へのカミングアウトはどうすれば良いか。」当事者の僕が実践する考え方と、アドラー心理学

こんにちは!男の子が好きな男の子、なつきです。

今回はLGBTQ当事者の僕が思う、

「家族へのカミングアウト、どうしたらいい!」

という問題について喋ります。

僕は両親へカミングアウト済みです。

体験談も踏まえ、語っていきます!

また最後に本の紹介もあるのでぜひご覧ください!

カミングアウトはしなければならないのか。

この問題は、多くの当事者にとって頭を悩ませるものです。

当然、自分のことを打ち明けるか否かは当人の自由!

でも相手が親ともなると……話は難しくなりますよね。

目次

自分の親に打ち明けている人はどれくらいいるのか…

でもでも、カミングアウトをしている人はどれくらいいるの?

NHKによる2015年の調査では、2401人のうちおおよそ半数(51.2%)が家族へのカミングアウトをしているそう。

対して友人へは80%を超えています。

やっぱり……家族の方がむずかしい……。

カミングアウトをする割合って、セクシュアリティによって違うんじゃ……

という考えも僕個人思うところではあるります。が!

ここではセクシュアルマイノリティ当事者全般について考えます。

両親に打ち明け済みの当事者である僕が、自身の経験を踏まえつつ、

アドラー心理学をベースにした『嫌われる勇気』を基に

「両親や家族へのカミングアウトはどうすれば良いか。」をまとめていきます。

(僕の両親へのカミングアウトの経験は、こちらからどうぞ。)

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なんで難しいの??それは家族に”替え”が効かないから。家族と「良好な関係」を結ぼう。

うなだれる人
うなだれる人

そもそもなんでこんなむずいの!?

心理学者アルフレッド=アドラーにいわく。

家族は恋人や友人とは違い、「鎖」に繋がれているとのこと。

(どや顔のアドラーさん。笑)

友人や恋人には、当人が自らの意思で選択できる余地があり、不都合があればその関係性を変えることもできます。

でも家族は違います。

自ら選び取ることは最早不可能であり、縁を切るにも、様々な問題が立ちはだかるのです。

中でも家族に「替え」が効かないことが大きな問題。

「両親を愛している、でも彼らの価値観が私を許容しない…」

「良好な関係性」を望むものの、なかなかうまくいかないこうしたケースが多いのです。

家族と「良好な関係性」って?それは互いに自立すること。両者の歩み寄りの難しさ

自分がセクシュアリティを打ち明けた時、親がそれを受け入れてくれる、理解を示してくれる。

これって非常に理想的ですよね。

しかし現実はそう簡単ではありません。

彼らには彼らの価値観があるためです。

そしてそれを否定してしまうと、「良好な関係性」は築けまぜん。

ただ一つ忘れちゃいけないことが!

それは親の価値観は絶対ではないということ。

彼らの価値観を尊重することは必要です。

しかし一方では、自分の価値観も尊重されるべきであることを、忘れてはいけません。

特に家族へのカミングアウトとは、

自分が、自身のもつセクシュアリティに沿って生きていくという、

ある種の「宣言」です。
自分の人生を自分で歩む、意思表示であると、僕は考えます。

自分の親が自身の在り方を許容しないとしても、

自分のセクシュアリティを、彼らの価値観に合わせ曲げる必要はありません。

例え結婚や孫を望まれても、自分の人生に責任を持てるのは自分だけですよね?

そして自分の人生の「結果」を受けるのは、親である彼らではなく、まさしく自分自身。

カミングアウトをする当人にまず必要なことは、こうした「自立」した意思を持つことです。

それはつまり、自分の人生に責任を持つ、ということ。




互いに自立した関係とは、「課題の分離」ができていること!

良好な親子関係をつくるには、こうした自分の「自立」に加え、

親側にも「自立」をしてもらう必要があります。

ここでの「自立」とは、自分の人生に責任をもつこと……と共に、

他者の人生には深い介入をしない、という意味が含まれます。

アドラーさん
アドラーさん

こうした姿勢を、「課題の分離」というのじゃ。

(どやっ。笑)

「課題の分離」とは、自分の人生に責任を持ち、介入をさせないこと。

そして介入しないことです。

ここでは責任の所在に重点が置かれます。

先の文脈でいえば、自分の人生の結果を最終的に受けるのは、カミングアウトをする自分自身です。

つまり自分の人生の責任の所在は、自分にある、ということ。

ここで大事なのが、責任の所在が親ではないという点です!

自分の人生が、彼らの価値観に沿うものになり、苦悩に満ちたものになったとしても……

彼らが責任を取ってくれるわけではないですよね。

すなわち、責任を負うわけでもないのに、不用意に介入してくる姿勢は無責任な在り方であり、当事者はそれを拒否する権利がある。

ということ!

(アドラーはこうした「介入」はするべきではないとしつつも、他者への「援助」には肯定的であることを補足しておきたい。
例えば受験前、勉強を怠る息子がいたとしても、最終的な結果を受けるのは息子自身だ。
他者である親が彼の勉強への姿勢を責め、進路を決めてしまうようなことは「介入」にあたる。
一方で、彼が勉強しやすい環境を整えることや、将来のことを見据え、学校選びの手助けやアドバイスをすることは「援助」になる。)

もし、自身の親が不用意に介入してくる姿勢をやめないのであれば……

明確な意思表示と行動により、考えを改めるよう働きかけることが必要になると考えます。

「課題の分離」の上で、両者にとっての「最善」を模索しよう。

以上述べたように、親と自分とがお互い「自立」した関係性であれば、カミングアウトは幾分かしやすくなるだろうと考えます。

この関係性の上では、当人の価値観そのものの否定は起こらないためです。

「あなたにはあなたの、私には私の人生があるのです。」

こうした関係なら、各々の人生における価値観は尊重され、侵害されません。

でも!受け入れてくれるかどうかは別問題じゃ……。

その通り。否定はしないけど、認めないよ?という問題がでます。

ともすれば、家族と当事者の間は膠着状態に……。

ここで必要なこと……それは両者の妥協点の探り合いです。

親と子とは、容易に縁を切れるものではありません。

アドラーさんも、「鎖じゃあ!」なんて言ってますからね。

それ故、両者の関係性維持には、幾分かの妥協を強いられることも、起こり得るものです。

これを、私は「両者にとっての「最善」の模索」と呼ぶことにします。

(どやぁ。笑)

最善の模索とは文字通り、親と子の関係を継続、かつ「良い」ものにするにあたって、

必要なことを両者が開示し、それをどこまでお互いが、受け入れることができるかを探ることです。

例えば、親が孫の顔を望むとすると……

子もそれに納得し自身もまた、子供を授かりたいと願うのなら、それは両者にとっての「最善」ですね!

その通り!

しかし、自身が子供を望まないのであれば、親と子の間に妥協が必要になってきます。

こうした「両者にとっての「最善」」を探すのに難しい場面は、

一番の鬼門とも言えるでしょう。

ここからいかに「最善」にたどり着くかが、最も難しいためです。

「最善」への道のり。

こうした最善を見つけ出す際に、必要になってくるものが二つあると考えます。

それは「時間」と、「対話」です。

ここまでくると、最も有効な手段、としての特効薬とも言えるべきものは、残念ながら存在しないとも思います。

(この場面が鬼門たる所以です……。)

家庭によって状況は異なりますが、親側から絶縁を言い渡されることもあるでしょう。

(お互いがお互いの人生のため、「最善」としての手段が絶縁なら、それも一つの手段とも言えますが……。)

とにかく、両者が望む在り方を、模索していく他ありません。

ただ、事を急ぐ必要はありません。ゆっくり時間をかけることも必要だと思います。

幸い、少しずつではあるがLGBTへの理解は進みつつあります。

(セクシュアルマイノリティ全般の理解としてははまだまだですが。)

LGBTというワードを聞いたことのない人は、むしろ少ないのではないのではないでしょうか。

僕の周囲でも、この意味を知っている者は多いです。

こうした社会の変化は着実に起こっています。

このような変化が、親と当人の間の最善を探るにあたって、良い影響が及んでいくことを願ってやみません。




まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

今回は、僕のバイブル本『嫌われる勇気』から心理学者アドラーの考え方をベースに、僕個人が思うカミングアウトの問題と、必要なことをまとめてみました。

いかがだったでしょうか?

この手の心理学や物事の考え方はとても好きなのですが、なにしろ言語化して表現するのが難しいですね…笑
読んでいる方も、読みずらい部分があったかと思います。

(一重に僕の実力不足です。すみません…笑)

また僕個人心理学の専門家ではないので、アドラーをめぐり解釈の違いがあれば申し訳ありません。

この記事は参考程度に読んでいただくと同時に、皆さんがより、カミングアウトやこうした心理学を考えるきっかけになれば、幸いです。

アドラーの心理学をベースにしたこの本は、カミングアウトのみならず生きること全般に対して、有効な手立てを示してくれると思います。

少しでも興味があれば、ぜひお手に取ってみてくださいね。

また、僕個人のカミングアウトの経験も!まとめてあります。

よければこちらもお読みください。

(クリックで飛べます!↓↓)

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余談ですが…彼氏さんとのインスタグラムもやっています。笑彼との日常を上げたりしているので、よかったら見てみてくださいね。笑

 https://www.instagram.com/natsu.tsu.ki/?igshid=1vtv40lxgzat3

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以上!また別の記事で!

ばばい!

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