
こんにちは!男の子が好きな男の子、なつきです。
今日は!
LGBTQの僕が思う、お仕事との関係を!
考えていきたいと思います。
昨今話題ですよね。
「LGBTフレンドリー」な会社とか、「LGBT就活」とか……云々……
確かに、我々セクシュアルマイノリティ(LGBTQ当事者のこと)への社会の「見方」が変わったのは事実です。
でも、どこか
「LGBTとか配慮しないと、周りがうるさいからね笑」
「“流行り”だからさ?」
「ハラスメントもうるさくなったけど、LGBTとかも気をつけなきゃいけないからね」
なーんていう、
「変に気を遣わないといけない人たち」
みたいな雰囲気を感じます。

俺らってそんな「腫物」みたいな存在なん?笑
ということで今回は!
職場でのLGBTQの扱いについて、まとめていきます!
〇この記事をまとめると!〇
福利厚生と同様、LGBTQへの配慮とは「誰しもが、働きやすい環境」を目指したもの。
一個人が「働きやすい!」と感じパフォーマンスを上げれば、それだけ会社全体への利益(メリット)は大きい。
全体を俯瞰して考えた時、LGBTQへの配慮は「間接的な恩恵」を広くもたらすため、特別扱いとは言えない。
「LGBTQ」に「配慮」することは、何も特別扱いではない。誤解されがちな点。
職場でのLGBTQへの「扱い」について、昨今では非常に注目を集めるところだと思います。
しかし一方で、こうした「扱い」を「特別扱い」と判断する人も多いのではないでしょうか。
まず断言すると、「LGBTQ」への「配慮」は特別なものでもありません。
そのことについて、順を追って、述べていきたいと思います。
福利厚生とは何のためにあるのか。

ここで一度、福利厚生について考えます。
というのも、福利厚生とは従業員に対する「一つの配慮」として捉えることができるためです。
福利厚生とは法律にも明記のあるもの。
従業員のパフォーマンスを維持するため、非常に有用なものです。
有給含め、休暇の多さはその分だけ「働きやすさ」に直結します。

有休もろくに取れない、残業も多い、そんな企業を「働きやすい」とは言わないですよね。
従業員がその会社を「働きやすい」と感じ、能動的にその会社でのキャリアを考えるようになれば、
その企業の利益は計り知れないものになります。
〇要するに〇
福利厚生は従業員のためにあるけれど、巡り巡って
会社のためにもなるよね!ってこと。
育児休暇を「特別扱い」と考える?恩恵を受ける人たち

ではでは、LGBTQへの配慮を「特別扱い」と考える人は、育児休暇をどのように考えるのでしょうか。
子育てをしない人からしたら、それは子を持つ人への「特別扱い」となるのでしょうか。
そうした意識は少ないかと思います。
育児休暇のもたらす「直接的な恩恵」を受けるのは、育児をする本人のみです。
しかし、「間接的な恩恵」は、広く広まると考えます。
育児休暇を取ることができる職場とは、それだけ従業員の休みを確保しやすい環境である、ということです。
育児休暇のみならず、有給やその他休暇も確保しやすい「空気」が、その職場にはあります。
故に育児休暇を取ることがない人でも、安心して休暇を得ることができます。
これは「間接的な恩恵」の一つです。
さらに、育児休暇は、当人のパフォーマンス維持に繋がります。
休暇を取る本人がきちんと療養できれば、それだけ仕事への復帰やパフォーマンスの回復も早いということです。
そうともなれば、同じチームで働く全員に対しても「間接的な恩恵」が働きます。
間接的な恩恵が働く以上、育児休暇対象者の特別扱いとは言えないのではないでしょうか。
〇要するに〇
会社は1人が経営するものではない!
故に一人のパフォーマンスが、大きく周りへと影響するし、その分だけ制度の恩恵も、広く広まるもの。
「育児休暇」も、「当人だけの制度」とは言い切れない!
=特別扱いとは言えないのでは??
「LGBTQ」への配慮も、同じ。

では話を戻しましょう。
LGBTQへの配慮が必要か否か、そしてその配慮が特別扱いになるか否か。
これも、先の福利厚生への考え方と同じです。
まず、LGBTQ当事者は、確実に存在します。
そして「職場での該当者が何名いるから必要!」というものでもありません。

事実、育児休暇や産前産後休暇も、どれくらいの人が該当するか見当がつきませんよね。
そして、LGBTQへの配慮は、同じく「間接的な恩恵」をもたらします。
LGBTQ当事者が「働きやすい!」と感じれば、それだけ意識のレベルから、パフォーマンスの向上につながるためです。
当事者の所属するチームはもとより、会社全体の利益へと繋がります。
一見すると、該当する当事者だけの「特別扱い」と、考えられるかもしれません。
しかし間接的な恩恵は広く広まるため、「特別扱い」とは言いきれないのではないでしょうか。
〇要するに〇
従業員個人の「働きやすさ」は、会社にも、同じ従業員にも、利益をもたらすもの。
例え数字として表れることに即効性はなかったとしても、確実に影響はある!
=LGBTQへの配慮も同様に、全体に利益をもたらすもののため、「特別扱い」とは言えない!
結局、LGBTQへの配慮も、一つの手段でしかない。

ここまで、福利厚生への考え方をLGBTQへの考え方に合わせ、述べていきました。
結局のところ、「LGBTQだから」配慮されるべき!というものでもないもないと、言えるのではないでしょうか。
福利厚生の考え方に則するのであれば、
「従業員の働きやすさ」を追求し、会社の利益につなげるための一つの手段として、LGBTQへの配慮は存在します。
他の休業手当とも同様です。
特別扱いでもなんでもなく、一つの手段に過ぎません。
故に、「LGBT」への対応を特別視するような流れや、昨今の「LGBTフレンドリー」と、わざわざ名乗る企業には、正直首をかしげるような思いです。
企業の利益を考えるのなら、従業員の「働きやすさ」を考慮することは当然のことです。
そして従業員の「働きやすさ」を考慮する先に、一つの手段としてLGBTQへの配慮はあります。
「LGBTフレンドリーな企業」とは、ただ単に、この「働きやすさ」を合理的に考えているだけのことです。
それにも関わらず、こうした風潮を過剰に評価するのは疑問でしかありません。

過剰に評価するような風潮が、「特別扱い」のように見えてしまうのかもしれませんね。
ちなみに、僕の勤務先では。

僕の勤務する外資系ホテルチェーンは、「LGBTフレンドリー」なんて名乗っていません。
外資系故に様々な国籍の従業員が働いています。
さらに世界的に名の通るホテルのため、ゲストの国籍も非常に豊かです。
故に、多様性がすごいです。
多様性とは何かと言うと、簡潔に言えばいろんな種類の人がいるということ。
すなわち、それだけたくさんの「違い」が、僕の働く場所では存在しています。
ここでは、「LGBTQ」という個性でさえも、ただ一つの「違い」にすぎないのです。
故に、LGBTQだけを特別に取り上げ、企業として対応しているわけではありません。
従業員の間にある「違い」で、「働きやすさ」が損なわれることがないように、対応していく。
これが、僕のいる企業の姿勢です。
「どうしたら、チームメンバーが輝いて仕事ができるか。」
チームメンバー(従業員)が輝いていないと、ゲスト(お客様)をハッピーになんてできない。
こうした考えをもとに成り立つ会社は、日系企業にはまだまだ少ないのではないでしょうか。

なんだか自分の会社自慢みたいになってしまいましたが…w
でもこうした考え方のある企業で働けることには、非常に嬉しい思いです。
最後に!

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
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普段はLGBTQ当事者として体験談や思ったことあれこれ…を更新しています!
高校時代の話や、映画『窮鼠はチーズの夢を見る』『ミッドナイトスワン』などの解釈&感想をまとめたりもしています。
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それから!彼氏さんとのことも書いています!

以上です!また別の記事で……
ばばい!