前回の記事はこちら
では続きです。
○
自分の気持ちを言わずして、
相手の気持ちが離れてしまったことがある。
何も言わずにいることよりも
なりふりかまわないでいた方が
もしかすると、まだましだったのかもしれない。
○
何も伝えなかったこと。
結果としてうまくいかなかった。
大学に入って最初になんとなく好意を抱いた相手とは、タイミングが悪く付き合うことができなかった。
毎週のように時間を作り遊んでいて、それを続けられると思っていたけれど、それも続かなかった。
相手に恋人ができてしまったから。
原因は分かっていて、自分が何も言わなかったからだ。
自分が相手に好意を伝えていなかった。一緒にいて楽しい、だから毎週のように予定を作ったけれど、それでは足りなかった。
最後、ちょっとだけ悪あがきをした。
告白めいたものをメッセージで送った。負けるとわかっている後出しジャンケンみたいに。
自分と同じように、同じくらいの文量で返してくれた。このあたりは彼の優しさだったのだと思う。
ありがとうとお礼に続いて、そんな風に思ってくれていたなんて気づかなかったという言葉。
そして初め彼も好意を抱いてくれていたこと。けれど一方で、自分に彼への好意があるとは思わなかったそうで、それ故に気持ちが離れてしまったとのことだった。
自分が、自分の気持ちを言葉にしなかったからこうなってしまった。
もし早めに自分から伝えていればと、何度も後悔した。
高校時代に片思いをしてきて、やっと人並みに恋愛ができると思った矢先、ここでもダメだったから流石に堪えた。
自分も相手のことが好きで、相手も自分を好いてくれている。
それだけではどうやら足りないらしい。
伝えるタイミング、機会。
それらが一致しないといけない。すれ違うことの方が多いのだと、この時悟った。
相手に察してもらう、自分の気持ちが明確になるまで待つ。
それでは、うまくいかない。
自分から、自分の気持ちをはっきりさせて、相手に伝えないといけない。
そうでないと、うまくいくものもいかなくなる。
そして、すれ違う。
不毛な恋愛とそうではないもの。
気持ち的には確かに辛かったのだが、ひどく落ち込むことはなかったと思う。
今回は自分と同じような人を相手に、つまり同性を恋愛対象とする相手に持っていた感情だ。
異性を好きになる人相手に恋をしてしまうことと比べれば、幾分か気持ちの面で楽だった。
お互いが恋愛対象となりうる中でのことだったからかもしれない。
叶う可能性の低い高校時代の片思いは、それだけで不毛なことをしていると思ったこともあったし、それでもそこから抜け出せず好きでい続けた苦しいものだった。
まぁでも、落ち込むことに変わりはなかったのだけれど。
それでも幾分か、気は楽だった。
付き合うまでの日数とかいうもの。
付き合うまで何回遊ぶか、というものがしばしば話題になる。
3回というのがどうやら分かれ目らしい。ある程度そのつもりでいても、3回目に遊んだ時何もなければ友達で終わる。そんな具合に。
でも正直この手の話題は未だに腑に落ちないところがあって、
恋愛ってそこまで駆け引き要素が強かったっけか。。と思ってしまう。
(もちろん駆け引きがあるのは理解しているが。)
実際恋愛に前向きというか、付き合うことを目的にしている人ならそうなのかもしれない。
けれど自分の中で恋愛というのは、お互い徐々に自分の気持ちに気づいていって、時間をかけて交際に至る、そんなイメージが強かった。
もしかすると恋愛ドラマだったりアニメだったり、そういうイメージに引きづられすぎなのかもしれない。
けれど三日で全て決まるなんて、なんというのか随分インスタントな恋愛だなーなんて思ってしまう。
まぁ最も、そのあとをどう二人で過ごすかによってそれがインスタントなのか、そうでもないのかが決まるのだろうけれど。
この辺りの感覚って人によって違うのだろうから
みんなはどういう風に思っているのか気になるところです。
まぁ自分らしく恋愛したらいいちゃ良いんですけどね。
続きはこちらから