独白④-死にたいと思っても-

もう、「普通」の幸せを手にすることはできない。

それは高校生の自分にとって、すごく大きな衝撃だった。

そしてこうも思った。

もう、誰のことも好きになってはいけない。

自分の恋愛は、二度と叶わない、と。

女の子も好きになるかもしれない、という希望はあった。

事実、過去の自分には好きな異性がいた。

でも、同性の友達を、こんなにも強く好きになってしまった。

この一件がきっかけで、自分は少し、女性よりも男性の方へ惹かれることが分かった。

その割合は非常にあいまいなものだ。

この先、この時と同じくらい強い気持ちを、異性に対して持てるとは思えなかった。

 

でも、こんなに将来に絶望しても、

死にたいと思っても

好きだった彼と、遊んでいるときは本当に楽しかった。

いっそ、あいつも俺のことが好きだったら、どれだけ幸せなんだろう。

そんなことを考えながら、毎日床に就いた。

 

毎日将来に絶望しては、彼と過ごす高校生活を楽しんでもいた。

あの頃こうやって、誰かを深く好きになってしまうことがあったから、

今の自分があるんだと思う。

自分自身と向き合って、将来どうやって生きていくか

齢16にして考える機会も与えられたのだ。

ある意味周りよりは、大人びていていたのではないだろうか。

高校生活について書くと、その記事は膨大になってしまうと思う。

でも、間違いなく、自分のルーツはそこにある。

今の自分にとって大きな転機になった高校時代を

これからも少しずつ、形にして思い出していけたらと思う。

 

 



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