高校生の頃11 初めての喧嘩

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では、続きます。

 

 

自分のことを考えると、

なんにも変わってないな

と思うことが多い。

周りにいる人だったり

環境ばかりが変わって

その分変われない自分が、浮き彫りになる。

 

目次

うまく話せないこと

初めて好きだった人と喧嘩した。

同じクラスになって、幾度と遊んで仲のいい関係ではあったけれど

ちょっとしたことで、お互い口を聞かなくなってしまった。

 

入学してからしばらくして、自分の周りにいる友達が皆塾に通いだした。

好きだった彼やTも含め、いつも話すメンバーの半分は同じ塾に通い、自分はその後しばらくしてから別の塾に通い出した。

多分、そういう変化が嫌だったのかもしれない。

塾に通わずに頑張ると、そんな風に言っていた彼も

あっさり他のみんなが行く塾に通うことを決めた。

他の友達がその塾の共通の話で盛り上がる中

自分はその話には入ることができなかった。

そこに丁度席替えも重なり、他の友達とは物理的にも離れてしまった。

そう言う小さな変化が重なって、自分勝手に、彼との距離を感じてしまっていたのだと思う。

好きだった相手だから、尚更だ。

そのうち彼から、

「別にお前と絡まなくても、他に話す友達いるしなぁ」

ということを、言われてしまった。

その一言がショックで、そこから引け目を感じ、あまり話もせず下校することが増えた。

色々なことを考えた。

自分の絡み方が、彼にとっては執拗だったのかもしれない。

好きな人と近しい距離でいたいと思うのは自然なことだ。

でも、それは好きな人に限ってのこと。

どんな距離感でいたいかは、各々感覚に違いがある。

 

なんだか惨めな気持ちになってしまった。

男を好きになってしまっている上に

それはきっと、片思いだ。

自分の接し方も、もしかすると彼は不快に思っているのかもしれない。

そんなことをぐるぐる考えて、

深く落ち込んだ。

そのまま話すことなく、土日を挟み週が明けた。

 

火曜日になって、彼からLINEをもらった。

「ごめん」

そう一言書いてあった。

でも、このまま有耶無耶になってしまうのが嫌で、自分の気持ちを伝えた。

――――

あの時、あんな風に言われたのがすごく嫌だった。

今まで仲良かったのに、いきなり突き放されたような、そんな気がしてしまった。

俺にもきっと謝らないといけないことがある。

でもやっぱり、君には友達が沢山いて、自分なんかと話さなくても

きっと困らない。そんな風に思っちゃったんだ。

―――

その後、こんな風に返ってきた。

―――

嫌なこと言っちゃたのは、最近話さなくて、そっけなかったから。

それで少し寂しくて、そんなことを言っちゃった。

正直言うと俺素直じゃないから…

もっと早く謝るべきだった。

LINEとかじゃなく直接。

ごめん。と、できたらこれからもよろしく。

―――

 

このやり取りの次の日も、結局放課後まで話すことができなかった。

席が遠いのもあったし、選択した授業も違う。

昼休みには話そう、話そうと思っていたけど、うまくいかなかった。

 

 

高校生の頃12へ続きます。

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